タイの洪水について

ご存知の通り、タイが洪水の被害にあっていますね。
これらの報道を見ていて、ちょっと違和感をおぼえた方も多いようです。
日本人から見ると、「のんきやなぁー?」って思ってしまいますね。
そうなんです。
タイ人の考え方のベースにある「マイ ペン ライ」と言う言葉。
「どうにかなるよ。」「まぁまぁ」っていう感じの意味で、
なるようにしかならないよ。っていう考え方が根底にあります。

良い意味でも、悪い意味でも、執着心が少ない。

例えば、
もの凄く美味しい食事を提供していた店が、評判をよんでみるみる大きくなっていきました。
2年位して、久しぶりに食べに行ったら、店は無くなっています。
話を聞くと、
「レストランでも儲けたから、ビルを建てて家賃で生活している。」
との事。
オーナーになるとか、2店舗目を出展するとか、
日本人なら、その延長線上で発想しそうなものですが。。。
こういう場面でも執着が無いんですね。


反対に、
タイが世界で一番不況な状態の時、訪れてみると、走っている車の量が明らかに減っていた。
聞けば、多くの人が不況で職が無くなり、車を売ったお金で屋台を買って商売をしている。
今、出来る事をやる。
何と逞しい事でしょう。
日本人なら、「オレはこんな仕事は出来ない。」
と、過去の経歴に執着しているかも知れません。


こういう考え方になるにも、歴史に関連があるようです。

タイは食べ物は豊富らしい。
2毛作、3毛作も出来るようで、少々貧乏でも食べていける。
食べてさえいければ、何とかなるでしょう。
だから、日本人が言う食べ物を残すと「勿体無い」は、「ケチ」に映るようです。
タイでは、食べ物は頼んで、平気で残しましょう(^_^;)
そんな勿体無い事・・・って思うでしょ?
日本は水が豊富なので、飲料水(水道水)で車を洗っているでしょ?
アレと同じです。
世界的に考えられない事のようですよ。

もう一つ、
タイ式ボクシングの世界チャンピオンになった人にインタビューしても、
期待していた返答が返って来ないらしい。
・どうしてボクシングを始めましたか?
「近所にあったから。」
「友達やっていたから・・・。」
なんですって。
でも、練習はしっかりやる。
ゴングが鳴れば、痛くても痛い顔を見せない。
・・・
日本では『マズは目標を設定する』が常識で、
「目標を決めない事には何も始まりませんよ。」
「目標が無いと自分の今の位置さえも分らないでしょ?」
「目標を作らないと続ける事が出来ませんよ。」
って言うでしょ。
それも一つの考え方だし、良いと思います。
でもね、今、出来る事を一生懸命やっていたら、こうなった。
って言うパターンがあって良いですよね。


「のん気」と言う言い方もありますが、私は好きなんですよ。
実際、健康なら何とかなるでしょう。

成らない事を喚いても仕方が無い。
状況に合わせて、出来る事をやって自然体で生きていく。

「何とか成るよ」「マイ ペン ライ」
人を追い詰めず、楽にする言葉ですよね。
まぁ、他人に言う言葉としては良いのですが、
自分の事も「マイ ペン ライ でしょ?」
って言うらしいですけどね (^_^ゞ


まぁ、こういう知識があると、
道路で網を投げて魚を取っているタイ人や、
水量が膝まで来てるのに屋台で商売をしているタイ人、
「この際、改装しますよ。」
「日本も被災したので一緒ですよ。」
って、笑って答えているタイ人の見方が変わるでしょ?
私は報道を観ていて、
「ハハッ、対人らしいなぁー」と微笑ましく見ていました。
事態は深刻ですけどね・・・。


ちなみに私がタイで、
「タオライ カップ?」幾らですか?って聞くと、
タイ語で返答されます。
私が分らないと言う身振りをすると、
「??、違うのか・・・??」
と、完全にタイ人に間違えられています。
「バンコクから来たロックスターだと思った。」
と言う、言葉を何回聞いた事か(^^;)
やっぱり日本から来た・・・じゃ無いのね(・_・;)





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